新型のCB1000 ホーネットがついに登場しましたね。リッタークラスのネイキッドを探している方にとって、CBR直系のエンジンを積んだこのバイクはかなり気になる存在ではないでしょうか。
でも、CB1000 ホーネットのスペックが自分に合っているのか、あるいは燃費や足つきがどうなのか、実際のところが分からず購入を迷っている方も多いかもしれません。
スタンダードとSPの違いについても、24万円という価格差に見合う価値があるのか気になるところですよね。この記事では、私が調べた情報をもとに、皆さんの疑問を解消できるよう分かりやすくまとめてみました。これを読めば、あなたがこのバイクを選ぶべきかどうかがきっと見えてくるはずですよ。
CB1000 ホーネットのスペックと魅力を解説

ホンダが満を持して投入したフラッグシップネイキッド、CB1000 ホーネット。かつて250ccから900ccまで展開され、世界中で愛された「ホーネット」の銘が、ついにリッタークラスの最強ネイキッドとして現代に蘇りました。
まずはその心臓部や、グレードによる装備の差など、メカニズムの魅力を詳しく紐解いていきましょう。単なる懐古主義ではない、最新のホンダテクノロジーが詰まった一台ですよ。
SC77直系のエンジン性能と主要スペック

CB1000 ホーネットの最大のトピックは、やはりそのエンジンです。2017年モデルのCBR1000RR(SC77型)に搭載されていたユニットをベースにしており、公道での扱いやすさを重視した徹底的なチューニングが施されています。
型式は「SC86E」となっており、長年スーパースポーツの世界で培われた信頼性はまさに折り紙付きですね。このエンジンは、ボア・ストロークが76.0mm×55.1mmというショートストローク設計を継承しつつ、ネイキッドに必要な粘り強さを手に入れています。
主要諸元(スタンダードモデル)
- エンジン型式:SC86E(水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒)
- 総排気量:999cc
- 最高出力:112kW [152PS] / 11,000rpm
- 最大トルク:104N・m [10.6kgf・m] / 9,000rpm
- 燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
このエンジンは、単にスーパースポーツのデチューン版というわけではありません。新設計の軽量ダイキャスト製ピストンの採用や、新作のエアクリーナーボックスの容積に合わせたバルブタイミングおよびリフト量の最適化により、常用域での力強いトルクを実現しています。
まさに「ストリート最強」を目指した構成と言えるでしょう。実際にアクセルを開けた瞬間、背中を押し出されるような力強さを感じつつも、4気筒らしいスムーズな吹け上がりが共存しているのがこのエンジンの凄みです。
低回転から高回転まで隙のない設計
特に注目したいのが、吸気系の効率化です。ストレートな吸気ポート形状を採用することで、高回転域でのパワーロスを最小限に抑えています。
これにより、ネイキッドらしい扱いやすさを持ちながら、いざワインディングで回せばCBR直系の爆発的な加速を味わえる、二面性を持ったキャラクターに仕上がっています。スペック上の数字以上に、右手の動きにダイレクトに反応する「官能的なレスポンス」こそが、このバイクの真骨頂かなと思います。
24万円の価格差があるSPと標準モデルの違い
CB1000 ホーネットには、スタンダード(1,342,000円)とSP(1,584,000円)の2つのグレードが用意されています。その価格差は242,000円ですが、実はこれ、内容を考えると驚くほどバーゲンプライスなんです。私個人としては、もし予算が許すなら間違いなくSPをおすすめしたいですね。
| 項目 | スタンダードモデル | SPモデル |
|---|---|---|
| リアサスペンション | ショーワ製分離加圧式 | オーリンズ製 TTX36 |
| フロントブレーキ | ニッシン製対向4ポット | ブレンボ製 Stylema |
| クイックシフター | オプション(約3万円) | 標準装備 |
| 可変排気バルブ | なし | あり(出力&トルク向上) |
| カラーリング | パールグレアホワイト | マットバリスティックブラックメタリック |
SPモデルだけに用意されたこれらの豪華装備は、どれも一級品ばかりです。例えば、ブレンボのStylemaキャリパーは、最新のスーパースポーツにも採用される最高峰のパーツ。
これだけでもアフターパーツで購入すればかなりの金額になりますよね。また、SPには専用の「可変排気バルブ」が備わっており、これにより最高出力が約6馬力、最大トルクが3N・mほどスタンダードより向上しています。パワーアップだけでなく、排気サウンドの迫力が増している点も大きな魅力です。
長く乗ることを考えるなら、最初から最高の足回りとブレーキを手に入れられるSPを選んでおくのが、結果的に安上がりになる可能性が高いです。
SPに装備されたオーリンズ製サスペンション

SPモデルの象徴とも言えるのが、黄金に輝くオーリンズ製「TTX36」リアショックです。バイク好きなら一度は憧れるオーリンズですが、このTTX36は単なるブランド物という以上の価値があります。
このサスペンションは「ツインチューブ構造」を採用しており、伸び側と圧側のオイル通路が完全に独立しているため、調整が非常に緻密に行えるのが特徴です。
TTX36は、路面の微細な凹凸に対しても非常にスムーズに反応します。これにより、荒れたアスファルトの上でもタイヤがしっかりと路面を捉え続け、接地感が手に取るように分かるようになります。ワインディングでの安心感が格段に向上する魔法の杖のようなパーツですね。
スタンダードに採用されているショーワ製の分離加圧式シングルチューブも、もちろんクラス標準以上の素晴らしい性能を持っています。
しかし、オーリンズがもたらす「しなやかでありながら、奥でしっかりと踏ん張る」という独特の質感は、一度味わうと本当に戻れなくなる魅力があります。工具なしでプリロード調整が可能なリモートアジャスターも備わっており、タンデム時や荷物を積んだ際の設定変更も楽々です。
フロントフォークとのバランス
フロントには、スタンダード・SP共通でショーワ製「SFF-BP」倒立フォークが採用されています。左側にスプリング、右側に減衰機構を分けることで軽量化と摺動抵抗の低減を実現した最新ユニットです。
SPモデルではこのフロントフォークも、オーリンズのリヤショックに合わせて専用のセッティングが施されている可能性が高く、前後のバランスは完璧に整えられています。見た目の豪華さだけでなく、走りの質を根底から支えるのが、このSP専用の足回りというわけですね。
低中速域を強化した出力特性と最高出力の魅力
CB1000 ホーネットの最高出力はスタンダードが112kW(152PS)、SPが116kW(158PS)となっており、リッターネイキッドとして十分すぎるパワーを誇ります。
しかし、私が実際にスペックを読み解いて感じたのは、ホンダが本当にこだわったのは最高出力の数字ではなく、常用域でのトルクの出方だということです。これはストリートを走る上で最も重要なポイントですよね。
ベースとなったCBR1000RR(SC77)はサーキットでの速さを追求していたため、どうしても高回転寄りの性格でした。しかしホーネットでは、最大トルクの発生回転数を約2,000回転も引き下げ、9,000rpmで発生するように設定。これにより、信号待ちからの発進や、市街地でのちょっとした追い越し加速が、驚くほど楽でリニアになっています。
SPモデル専用:可変排気バルブの恩恵
SPモデルにのみ搭載されるエキゾースト内の可変バルブは、ECUが回転数に応じて自動制御します。低回転では排気圧力を最適化してトルクを稼ぎ、高回転ではバルブを全開にして抜けを良くすることでパワーを絞り出す仕組みです。6,000rpmを境に変化する排気サウンドの「豹変ぶり」は、ライダーの所有欲と昂揚感を最高に高めてくれますよ。
また、スロットルバイワイヤシステム(TBW)の恩恵で、ライダーは5つのライディングモードを選択できます。雨の日でも安心して開けられる「RAIN」から、エンジンの本領を発揮する「SPORT」まで、シチュエーションに合わせて性格をガラリと変えられるのが現代の1000ccクラスらしい懐の深さですね。
戦略的な販売価格と各グレードの装備内容

昨今のバイク価格が高騰し、リッターSSが300万円を超えることもある中で、4気筒1000ccモデルが130万円台から買えるというのは、ホンダの相当な戦略的意図が感じられます。この「安さ」を実現するために、フレームにはあえてアルミではなく鋼製(鉄)のツインスパーフレームを採用しています。
「鉄フレーム?重くないの?」と思うかもしれませんが、ここがホンダの計算高さ。最新の解析技術によって設計された鉄フレームは、適度な「しなり」を持っており、公道の速度域では路面情報をライダーに優しく伝えてくれます。
アルミのような超高剛性フレームはサーキットでは武器になりますが、街乗りやツーリングでは路面の突き上げがキツく感じることがあるので、この選択はストリートでの楽しさを優先した結果と言えるでしょう。
以前に解説したYZF-R9の価格設定も衝撃的でしたが、ホンダのこの価格戦略もリッターネイキッド市場に一石を投じるものになりそうですね。
スタンダードモデルでも十分に高性能ですが、シフト操作を劇的に楽にする「クイックシフター」が標準装備ではない点には注意が必要です。後付けオプションで約3万円ほどかかるため、これを最初から装備しているSPモデルとの実質的な価格差は、さらに縮まることになります。
コストパフォーマンスを重視して自分好みにカスタムしていくならスタンダード、最初から最高峰のパーツに囲まれて「上がり」の一台として楽しむならSP。
どちらを選んでも、ホンダらしい質感の高さに満足できるはずです。5インチのTFTメーターやスマートフォン連携「Honda RoadSync」も全車標準装備となっており、所有感は非常に高いレベルにあります。
CB1000 ホーネットの実走インプレッション

ここからは、スペック表の数字だけでは見えてこない「実際に乗ってみてどうなの?」というリアルな部分にフォーカスしていきましょう。特にリッターバイクは取り回しや足つきが大きな不安要素になりますよね。そのあたりの本音をお伝えします。
気になるシート高と小柄なライダーの足つき性
CB1000 ホーネットのシート高は809mmです。数値だけ見ると、リッターネイキッドとしてはごく標準的な高さに思えます。
しかし、実際にシートに跨ってみると、シートの前方(タンクとの接合部)が極限までスリムに絞り込まれていることに驚かされます。これによって、脚を外側に広げることなく、真っ直ぐ地面に下ろせるよう工夫されているんです。
私の周辺のライダーや各種インプレッションを総合すると、足つきの目安は以下のような感じです。
- 身長175cm以上:両足かかとまでベッタリ。膝にも余裕があり、全く不安なし。
- 身長165cm前後:両足だとつま先立ちですが、片足ならお尻を少しずらせば親指の付け根までしっかり着きます。
- 身長160cm以下:厚底ブーツなどの対策があれば十分運用可能。車体がコンパクトなので支えやすいという意見が多いです。
また、211kg(SPは212kg)という車両重量は、このクラスの4気筒としてはかなり軽量な部類に入ります。さらにマスの集中化(重いものを中心に集める設計)が徹底されているため、サイドスタンドから引き起こす際や、低速での取り回しはまるで400ccクラスのような軽快さがあります。
以前紹介したGSX-8Rの足つき解説でも触れましたが、最近のバイクはスリム化が進んでいて、数値以上に安心感があるモデルが増えていますね。
「小顔」なデザインがもたらす軽快感
フロントマスクが極端に小さい、いわゆる「小顔」なデザインも、実は取り回しに貢献しています。ステアリング周りの重量が軽いため、ハンドルの切り返しが非常に軽く、Uターンなどの狭い場所での操作も気負わずに済みます。
ネイキッドらしい視界の広さと相まって、小柄な方でも「これなら扱えるかも」と思わせてくれるフレンドリーさがありますね。ぜひ、お近くのショップで一度跨ってみることをおすすめします。
市街地や高速道路で計測した実測の燃費データ

カタログ値(WMTCモード値)では17.7km/LとなっているCB1000 ホーネットですが、リッタークラスの4気筒バイク、しかも150馬力を超えるハイパワーマシンとなると、やはり実際の燃費がどれくらいになるのかは気になるところですよね。
私がこれまでにリサーチした実走行データやオーナーさんの声をまとめると、走行シーンによってかなり明確な差が出ているようです。まず、信号待ちや渋滞が多い都心部などの市街地走行では、どうしても燃費は厳しくなりがちで、だいたい10〜13km/Lあたりに落ち着くことが多いようです。
ストップ&ゴーを繰り返す環境は、大排気量の4気筒エンジンにとっては最も燃料を消費するシチュエーションですね。
| 走行シチュエーション | 実測燃費の目安 | 航続距離(17L想定) |
|---|---|---|
| 都心部・市街地 | 10〜13km/L | 170〜221km |
| 郊外・ワインディング | 15〜18km/L | 255〜306km |
| 高速道路(100km/h巡航) | 19〜22km/L | 323〜374km |
一方で、高速道路を6速トップギアで淡々と流すようなツーリングシーンでは、燃費は劇的に向上します。時速100km巡航であれば20km/Lを超えることも珍しくなく、リッターバイクとしては意外に燃費が良いという印象を受けるかもしれません。
燃料タンク容量は17L確保されているので、高速道路主体のツーリングであれば300km以上の無給油走行も現実的です。ただ、CB1000 ホーネットは無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定ですので、お財布への影響も考慮しつつ、早めの給油を心がけるのが安心ですね。
燃費を左右するライディングモードの活用
燃費に影響を与えるもう一つの要素がライディングモードです。「SPORT」モードで高回転まで回して楽しむのもホーネットの醍醐味ですが、ツーリングの帰り道やのんびり走りたい時は「STANDARD」や「RAIN」を活用することで、スロットルレスポンスが穏やかになり、結果的に無駄な燃料消費を抑えることに繋がります。
最新の電子制御を賢く使い分けることが、このバイクと長く付き合うコツかもしれません。もちろん、タイヤの空気圧管理やチェーンのメンテナンスといった基本的な整備も燃費には大きく関わってきますので、定期的な点検は忘れないようにしたいですね。
GSX-S1000など競合ライバル車との比較
CB1000 ホーネットを検討する上で、避けて通れないのが強力なライバルたちとの比較です。この「150馬力級・150万円前後」という激戦区には、各メーカーが威信をかけた名車が揃っています。
特にスズキの「GSX-S1000」は、価格帯も近く、最も比較される存在でしょう。GSX-S1000は「名機」と名高いK5エンジンを熟成させて搭載しており、その荒々しい吹け上がりと圧倒的な加速感には根強いファンがいます。対するホーネットは、最新の電脳装備としなやかな鉄フレームによる「扱いやすさ」で対抗している構図です。
ライバル車とのスペック比較(主要項目)
- CB1000 ホーネット SP:158PS / 1,584,000円。オーリンズ&ブレンボの豪華足回りが最大の武器。
- スズキ GSX-S1000:150PS / 1,430,000円。価格の安さと、アナログなパワー感が魅力。
- ヤマハ MT-10 SP:166PS / 2,189,000円。クロスプレーンエンジンの独特な鼓動感。価格はかなり高め。
- カワサキ Z900:125PS / 1,276,000円。排気量は一回り小さいが、コスパと軽快さはピカイチ。
ヤマハのMT-10 SPは、電子制御サスペンションを搭載するなどスペック面では一歩先を行きますが、価格が200万円を超えてしまうため、ホーネットとはターゲット層が少し異なります。
ホーネットの凄さは、オーリンズやブレンボといった「ブランドパーツ」を盛り込みつつ、150万円台という絶妙な価格設定に着地させた点にあります。また、カワサキのZ900は非常にバランスの良い名車ですが、リッタークラスらしい圧倒的なパワーを求めるなら、やはりCBR直系エンジンのホーネットに軍配が上がります。
ホーネットを選ぶ最大の理由は「バランス」にあり
ライバル車と比較して感じるのは、ホーネットの「全方位的な完成度の高さ」です。サーキットでの速さを追求しすぎず、かといって安っぽさも一切ない。
街乗りから峠道までを、最新のスマートフォン連携機能(Honda RoadSync)を活用しながらスマートに、かつ激しく楽しめる。この「ちょうど良さ」こそがホンダらしさであり、ライバルにはないホーネット独自の価値なのかなと思います。
購入を迷っている方は、自分が「バイクに何を求めるか」を改めて考えてみると、答えが出やすいかもしれません。圧倒的なパワー感ならスズキ、最新のガジェット感と走りの質の融合ならホンダ、という選び方も面白いですね。
アクラポビッチや国内ブランドのマフラー選び
リッター4気筒バイクを手に入れたら、やはり「自分好みの音」にカスタマイズしたくなるのがライダーの性ですよね。
CB1000 ホーネットは、ノーマルの状態でも可変排気バルブ(SPモデル)のおかげで官能的なサウンドを奏でますが、マフラー交換をすることで、その魅力はさらに倍増します。まず注目したいのは、ホンダの純正アクセサリーとしてもラインナップされているアクラポビッチ(Akrapovic)製のスリップオンマフラーです。
世界最高峰のレースでも採用されるブランドであり、チタン製のシェルとカーボンエンドの組み合わせは、ホーネットの「AGGRESSIVE×PURE」なデザインをより引き立ててくれます。
マフラー選びのポイント
- 純正アクセサリー(アクラポビッチ):車検対応の安心感と、メーカーお墨付きのフィッティングが魅力。
- 国内老舗ブランド(モリワキ・ヨシムラ):4気筒らしい澄んだ高音と、日本の道路事情に合わせたトルク特性が期待できます。
- 海外・新興ブランド(SCORPION・LCIPARTS等):個性的なルックスや、コストパフォーマンスを重視する方に人気。
マフラーを交換するメリットは、音質だけでなく「軽量化」にもあります。ノーマルのマフラーは排ガス規制や消音のためにかなり重厚な作りになっていますが、チタンやカーボン素材の社外マフラーに交換することで、数キロ単位の軽量化が可能です。
これは取り回しや倒し込みの軽快さに直結します。ただし、SPモデルの場合は専用の「可変排気バルブ」がノーマルマフラー側に組み込まれているため、スリップオン交換の際はその機構がどう扱われるのか(キャンセルされるのか、維持されるのか)を事前にしっかり確認しておく必要があります。
法律とマナーを守ったカスタムを
ここで重要なのは、公道を走行する以上、必ず「政府認証(JMCA認定)」を受けたマフラーを選ぶことです。爆音すぎるマフラーは周囲に迷惑をかけるだけでなく、車検に通らなくなるリスクもあります。
最近は音量を抑えつつも、低音の深みや高回転のキレを追求した素晴らしいマフラーがたくさんあります。自分だけの一台に仕上げる楽しみは格別ですが、大人のライダーとして環境への配慮も忘れないようにしたいですね。
最新のカスタムパーツ情報は、各メーカーの公式サイトやSNSで日々更新されているので、納車待ちの間にじっくり悩むのも至福の時間ですよ。
ユーザーの口コミから判明したメリットと欠点
さて、実際にCB1000 ホーネットに乗っているユーザーや、試乗した方々の生の声はどうでしょうか。SNSやレビューサイトをチェックしてみると、多くのライダーがその「扱いやすさとパワーの両立」に驚嘆しています。
一方で、実際に使ってみて初めて分かった、いくつかの「改善してほしいポイント」も見えてきました。これから購入を考えている方にとっては、むしろ欠点の部分こそ知っておきたい情報ですよね。
ユーザーが指摘するデメリット・注意点
- シートのクッション性:スポーツ走行での腰のホールド性を重視しているため、シートが薄くて硬めです。片道200kmを超えるようなロングツーリングでは「お尻が痛くなる」という声が目立ちます。
- メーターの情報表示:TFTメーターは非常に綺麗ですが、水温計を常時表示させる設定がなく、切り替えが必要な点に不満を感じるユーザーがいるようです。
- ヘルメットホルダー:配置場所や構造が少し使いにくく、別途社外品のホルダーを後付けする人が多い印象です。
- メンテナンスフック穴:スイングアームにスタンドフックを取り付けるためのネジ穴がなく、チェーンメンテナンスに工夫が必要です。
一方で、メリットについては「とにかく軽い!」「150馬力が怖くない」という意見が圧倒的です。スーパースポーツのような前傾姿勢がキツくないため、視界が広く、大型バイク初心者の方でもリラックスして扱えるという評価が多いですね。
特にSPモデルのブレンボブレーキについては、「指一本で思い通りに止まれる」と絶賛されています。欠点を補って余りある走りの楽しさがあるのは間違いなさそうです。
不満点をカスタムで解消する楽しみ
指摘されている欠点の多くは、実はカスタムで解決できるものばかりです。例えば、お尻の痛みについては純正オプションの「アルカンターラメインシート」に交換したり、ゲルザブを敷いたりすることで大幅に改善できます。
また、防風性能についてはプーチやバラクーダなどの社外スクリーンを装着すれば、高速道路での疲労を劇的に減らすことができます。
完璧なバイクというのはなかなかありませんが、ホーネットのように「基本性能がズバ抜けて高い」バイクは、少し手を加えるだけで自分にとっての神バイクに化ける可能性を秘めています。こうした試行錯誤も、バイクライフの醍醐味の一つかなと思います。
進化したCB1000 ホーネットが示す新たな基準

ここまでCB1000 ホーネットおよびSPについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。ホンダがこのバイクに込めた想いは、単に「速いネイキッドを作る」ことではなく、「リッターバイクの楽しさを、もっと多くのライダーに、もっと身近に提供する」ことにあると私は確信しています。
CBR直系の凶暴なパワーを、最新の電子制御としなやかな車体で包み込むことで、かつての250ccホーネットが持っていた「振り回せる楽しさ」を、1000ccという排気量で見事に再現しています。
特にSPモデルが見せた、オーリンズやブレンボといった世界基準のパーツを惜しみなく投入しながら150万円台に抑えた価格設定は、今後のリッターネイキッド市場における「新たな基準(ベンチマーク)」になることは間違いありません。
これからリッターデビューを考えている方はもちろん、最新の電子制御を使いこなして一歩上の走りを目指したいベテランライダーにとっても、CB1000 ホーネットは最高の相棒になってくれるはずです。
最後に:購入を迷っているあなたへ
バイク選びに正解はありませんが、「乗って楽しい」「眺めて嬉しい」と思える直感はとても大切です。ホーネットの鋭い眼光に一目惚れしたなら、それはもう運命かもしれませんね。
ただし、足つきやシートの硬さなど、自分の体格や用途に合うかどうかは非常に重要ですので、一度はお近くのホンダドリーム等で実車を確認し、できれば試乗してみることを心からおすすめします。
最終的な判断は、信頼できる販売店さんや専門家のアドバイスも参考にしながら、自分自身が納得できる形で見つけてくださいね。このCB1000 ホーネットと共に、あなたが新しい景色に出会えることを楽しみにしています。それでは、最高にハッピーなバイクライフを!

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