雨の日のバイクって、本当に気が重いですよね。カッパを着ても袖口から水が入ってくるし、顔は濡れるし。そんな悩みを解決してくれるのが屋根付きのバイクですが、新車でフル装備を揃えると驚くほど高いのが現実です。そこで現実的な選択肢に入るのが、トリシティ125の屋根付きを中古での購入ですよね。
でも、いざ探してみると車両価格以外にどれくらいお金がかかるのか、中古ならではの注意点やトリシティ125の屋根 にデメリットはないのかなど、気になることがたくさん出てくるはずです。
特に仕事や通勤で毎日使うならトリシティ 125 維持費も無視できませんし、高速道路も視野に入れたトリシティ 155 屋根付きの比較もしておきたいところかなと思います。
この記事では、私が個人的にリサーチした情報をベースに、中古で屋根付きトリシティを手に入れるためのリアルな予算感や、後悔しないためのチェックポイントを分かりやすくまとめてみました。これを読めば、あなたにぴったりの一台が見つかるはずですよ。
- 型式ごとの中古相場と乗り出しにかかる総額の目安
- 代表的なルーフキットの特徴と中古で選ぶ際の注意点
- 屋根付き車両特有の燃費や取り回しのデメリット
- 失敗しないための中古車チェックポイントと選び方
トリシティ125の屋根付き中古を総額で選ぶ際のコツ

トリシティの屋根付きモデルを中古で探すとき、まず知っておきたいのが「型式による価格の差」と「諸費用」です。ここでは、具体的にいくら用意すればいいのか、その中身を詳しく見ていきましょう。
モデル別の支払総額と中古市場での価格相場
トリシティ125は2014年の登場以来、何度か大きなマイナーチェンジを繰り返してきました。中古車を探す際に「どれくらい古いのか」によって、トリシティ 125の屋根付きの中古の総額としての予算感は大きく変わります。まず、最初期のSE82J型(2014〜2016年)は空冷エンジンを搭載しており、パワーは控えめですが、屋根付きでも総額25万円〜40万円程度と最も手頃です。走行距離が多い個体も増えていますが、予算重視ならここが狙い目になりますね。
次に、2018年からのSEC1J型。ここから水冷の「Blue Core(ブルーコア)」エンジンが採用され、燃費も走りも格段に向上しました。中古市場で最もタマ数が多く、屋根付きの支払総額は45万円〜60万円あたりが相場です。
そして最新のSEK1J型(2023年〜)は、スマートキーの採用やスマホ連携機能など装備が豪華になっていますが、屋根を後付けした中古車だと65万円〜85万円に達することも珍しくありません。新車にルーフキットを組むのとあまり変わらない価格帯になることもあるので、慎重な比較が必要です。
屋根(ルーフキット)自体が新品で20万円以上するため、中古車であっても「屋根付き」というだけで、通常の車両にプラス15万円〜20万円程度の価値が上乗せされているのが一般的ですね。ただ、後から自分でショップに依頼して付けてもらう手間や工賃(数万円)を考えると、最初から付いている個体の方がトータルの総額では圧倒的にお得になりますよ。
車両代金以外に必要な諸費用の具体的な内訳
ネットの販売サイトを見ていると「車両価格」の安さに目を奪われがちですが、中古バイクの購入には必ず諸費用が発生します。これを加味した「支払総額」で予算を組むことが何より大切です。一般的に、125ccクラスの中古車であれば、車両代金にプラスして4万円〜7万円ほどが諸費用として上乗せされると考えておけば間違いありません。
主な内訳としては、まず「納車整備費用」があります。これはオイル交換やブレーキチェック、バッテリーの状態確認など、安心して乗り出すための点検費用で、お店によりますが2万円から4万円ほどかかります。
次に「登録代行費用」です。これはお住まいの市区町村でナンバーを取得する手続きを代行してもらう費用で、1.5万円から2.5万円程度が相場ですね。自分で役所に行けば節約できる場合もありますが、ショップによっては代行が必須のところも多いです。
| 項目名 | 一般的な費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 納車整備費用 | 20,000円 〜 40,000円 | 消耗品交換を含むショップ独自の点検 |
| 登録代行費用 | 15,000円 〜 25,000円 | ナンバー取得の手続き代行 |
| 自賠責保険(12ヶ月) | 約7,000円 | 複数年契約(最大60ヶ月)でさらに安くなる |
| 合計目安 | 42,000円 〜 72,000円 | 車両価格にこの金額を足したものが総額 |
また、自賠責保険は必須ですが、1年契約だと約7,000円程度。長く乗るつもりなら5年(60ヶ月)まとめて加入したほうが1年あたりの保険料は大幅に安くなります。中古車の場合、前のオーナーが残していった保険を引き継げることもあるので、見積もり時に確認してみるのがおすすめですよ。
帝都産業やゾロなど主要ルーフキットの比較

トリシティに装着されている屋根は、実はヤマハが作っているわけではなく、サードパーティ製のルーフキットを後付けしているものがほとんどです。中古車を選ぶときは、「どこのメーカーの屋根が付いているか」も重要なチェック項目になります。
最も遭遇率が高いのは「帝都産業(TEITO)」の製品ですね。ビジネス用途でも広く使われており、ワイパーの動作が安定しているのが特徴です。パーツ供給も安定しているので、万が一の故障時も修理しやすいという安心感があります。
一方、デザイン性や一体感を重視するユーザーに人気なのが「ゾロ(ZORRO)」や「FRPサービス」のルーフです。これらはスクリーンが大きく、防風効果が高い傾向にあります。また、ヤマハの純正アクセサリーのような位置付けで扱われる「ギアルーフ」も非常に信頼性が高いです。
どのキットも雨を凌ぐという目的は達成できますが、微妙にスクリーンの角度や屋根の高さが異なるので、可能であれば実際にまたがって視界を確認したいところですね。
スクリーン交換のコストに注意
中古車で最も注意すべきは「スクリーンの状態」です。ポリカーボネート製のスクリーンは経年劣化で黄ばんだり、表面に細かいヒビ(クラック)が入ったりします。これを新品に交換しようとすると、部品代だけで3万円から5万円、工賃を合わせるとかなりの出費になります。
購入時の総額が安くても、スクリーンがボロボロだと結局高くついてしまうので、透明度がしっかり保たれているかは厳しくチェックしてください。
燃費や横風の影響など屋根付きモデルの注意点
屋根が付くことで雨の日の快適性は爆上がりしますが、その反面、バイクとしての運動性能にはいくつかのトリシティ 125 屋根 デメリットが生じます。まず顕著なのが「燃費の悪化」です。屋根を支えるフレームとスクリーン、そしてルーフ本体を合わせると、車両の重量が10kg以上重くなります。
さらに、走行中は大きな壁が風を切って進むような状態になるため、空気抵抗が激増します。これにより、通常のトリシティよりも実用燃費でリッター3〜5kmほど悪化するのは覚悟しておいたほうがいいですね。
また、最も怖いのが「横風」の影響です。風の強い日に橋の上などを走ると、屋根がヨットの帆のような役割をしてしまい、車体が大きく振られることがあります。トリシティは前二輪で転びにくいとはいえ、横に流される感覚は独特の恐怖感があります。
台風の日や突風が吹く状況では、無理に乗らない判断も必要になりますね。さらに、全高が2メートル近くになる個体もあるため、自宅の駐輪場や出先の立体駐車場に高さ制限がないかも事前に確認しておくべきポイントです。
屋根付きモデルは重心が高くなるため、低速での取り回しや押し歩きの際に、ノーマル車両よりも左右にフラつきやすくなります。特に斜めになった場所に停める際は、立ちゴケのリスクが少し高まることを意識しておきましょう。
前輪二輪ならではのタイヤ交換費用と維持費

トリシティを選ぶ最大のメリットは、ヤマハ独自のLMW機構による抜群の安定感です。しかし、これがトリシティ 125 維持費に直結する部分でもあります。最大の特徴である「前輪が2本ある」ということは、当然ながらタイヤ交換の際には前輪2本分の代金がかかります。
一般的なスクーターが前後2本の交換で済むところを、トリシティは合計3本の交換が必要になるため、費用はおよそ1.5倍になりますね。
タイヤ代だけでなく、ブレーキパッドもフロントは左右それぞれにあるため、消耗品の交換コストはやや高めです。とはいえ、このコストを支払う価値があるほどの「安心感」が得られるのも事実。
雨の日のマンホールや工事現場の鉄板、路面電車のレールといった滑りやすい場所でも、前輪のどちらかがグリップを維持してくれるため、転倒リスクが極めて低くなります。屋根付きで雨の日も積極的に乗りたい人にとって、この安心感は維持費の差額を補って余りあるメリットと言えるでしょう。
よりパワフルな3輪に興味がある方は、ヤマハ・トリシティ300の試乗レビュー記事を読んで、クラスによる違いを比較してみてください。
屋根付きのトリシティ125を中古かつ総額で安く買う

ここからは、実際に中古車店で実車を見る際に、どこを重点的にチェックすれば「当たり」の個体を引き当てられるのか、より実践的なアドバイスをお伝えします。
スクリーンやワイパーの劣化具合をチェック
屋根付きトリシティの中古選びで、エンジンと同じくらい大切なのが「ルーフ周りのコンディション」です。まず、ワイパーを必ず作動させてもらってください。スイッチを入れてからスムーズに動くか、異音(ギギギという擦れるような音やモーターのうなり音)がしていないかを確認します。
ワイパーモーターが弱っていると、大雨の日に動作が遅くなり、視界が確保できず非常に危険です。モーターの交換費用は意外と高額なので、少しでも不安があれば店員さんに相談しましょう。
次に、スクリーンの透明度をチェックします。表面を触ってみてザラつきがないか、太陽にかざした時に細かな線状の傷で見えにくくなっていないかを確認してください。特に「雨の日の夜間」を想像してみてください。劣化したスクリーン越しだと、対向車のライトが乱反射して前が全く見えなくなります。
中古車として安く売られているものの中には、このスクリーンの劣化が激しいものも多いので注意が必要です。さらに、ウォッシャー液が出るタイプなら、ノズルの詰まりがないかも見ておくと完璧ですね。
配達に便利なリアボックス装着車がお得な理由
トリシティを「仕事用」や「買い物用」として考えているなら、最初から大きなリアボックスが付いている中古車を探すのが賢い選択です。屋根付きの車両は、その構造上、リアキャリアが最初から強化パーツに換装されていることが多く、耐荷重も通常のキャリアより高い場合がほとんどです。
そこにデリバリーで使うような大容量ボックスが装着されていれば、後から買い揃える数万円の費用を浮かせることができます。
ただし、一つだけ注意点があります。いわゆる「デリバリー上がり」の個体です。配達員さんがハードに使っていた車両は、走行距離が4万キロ、5万キロを超えていることもザラにあります。そういった車両は価格が非常に安いですが、駆動系やエンジンの寿命が近い可能性もあります。
逆に、定期的にメンテナンスの記録が残っているような個体であれば、距離が多くても調子が良いものもあります。「箱付き=お得」ですが、同時にメンテナンス状況もしっかり確認するようにしましょう。
高速走行を考慮した155ccモデルとの性能比較

125ccのトリシティを探している方の多くは、維持費の安さやファミリーバイク特約の利用を目的としているはずです。しかし、屋根を付けることによる「パワー不足」については一度真剣に考えておく必要があります。
前述の通り、屋根付きは重くて空気抵抗が大きいため、125ccだと坂道やバイパスでの加速が少し物足りなく感じることがあります。特に大柄な方が乗る場合や、荷物を満載にする場合はなおさらです。
もし、あなたの利用シーンに「自動車専用道路を走る」や「幹線道路を流れに乗って走る」が含まれるなら、トリシティ155の屋根付きも検討の土台に乗せるべきです。155ccあれば高速道路に乗ることもできますし、何よりエンジンのトルクに余裕があるため、重い屋根を付けていてもキビキビと走ってくれます。
維持費を優先するか、走行性能の余裕を取るか。同じエンジンの系統を持つヤマハNMAX155の2025年モデル情報なども参考に、エンジンの進化具合を知っておくと判断の助けになるかもしれません。 (出典:ヤマハ発動機株式会社『トリシティ125 製品情報』)
中古購入時に確認したい取付ステーの強度と異音
屋根付きバイクの宿命とも言えるのが、走行中の「振動」によるダメージです。ルーフキットは金属製のステー(柱)で車体に固定されていますが、長年の使用や段差での衝撃によって、このステーにクラック(亀裂)が入ったり、ボルトが緩んでしまったりすることがあります。
中古車をチェックする際は、可能であれば屋根の角を軽く手で揺らしてみてください。その際に、ギシギシとした異音や、明らかにどこかがガタついている感覚があれば要注意です。
また、ステーの「錆(サビ)」も重要なポイントです。屋根の付け根部分はカウルの中に隠れていることが多いですが、覗き込める範囲で錆の進行具合を確認しましょう。表面だけの錆なら磨けば済みますが、腐食が進んで強度が落ちていると、走行中に屋根が脱落するような重大な事故に繋がりかねません。
特に沿岸部で使用されていた車両や、屋外放置されていた車両は錆が出やすいので、念入りにチェックしてください。安全第一で選ぶことが、結果的に長く安く乗るためのコツになりますよ。
トリシティ125の屋根付き中古を総額で選ぶまとめ

さて、ここまでトリシティ 125 屋根 付き 総額 中古をテーマに、様々な角度からリサーチした情報をお伝えしてきました。屋根付きのトリシティは、雨天時の通勤・通学を劇的に変えてくれる素晴らしいパートナーになります。
しかし、中古車である以上、車両のコンディションやルーフキットの状態には一台ごとに大きな差があります。単に「総額が安いから」という理由だけで飛びつかず、今回ご紹介した型式ごとの相場や、スクリーンの透明度、維持費の考え方をぜひ参考にしてください。
最後に、この記事で紹介した価格データや諸費用の目安は、2026年時点の一般的な市場動向に基づくものです。中古車市場は常に変動していますし、ショップのサービス内容によっても総額は変わってきます。
最終的な購入判断は、信頼できるバイクショップなどの専門家によく相談し、必ずご自身で実車を確認した上で行ってくださいね。正確な仕様や最新のラインナップについては、ヤマハの公式サイトも併せてチェックすることをお忘れなく。あなたが最高のコンディションのトリシティに出会い、雨の日も晴れの日も快適なバイクライフを送れることを、心から応援しています!

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