MT-10は不人気?後悔する理由と燃費・足つきのリアルな評価を解説

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MT-10は不人気?後悔する理由と燃費・足つきのリアルな評価を解説

ヤマハの「MTシリーズ」において、フラッグシップモデルとして君臨するMT-10。スーパースポーツの最高峰であるYZF-R1のエンジンをベースに、ストリート向けに最適化されたその性能はまさに「モンスター」と呼ぶにふさわしいものです。

しかし、ネット上ではMT-10 不人気というキーワードが驚くほど多く検索されており、実際に購入を検討している方の間では「買っても後悔するのではないか」という不安が広がっているようです。

この記事では、燃費や足つきといった具体的なスペック面から、実際に所有しているユーザーの評価、さらには最近の中古相場の動向までを徹底的にリサーチしました。憧れの大型バイク選びで失敗したくないという方のために、メリットもデメリットも隠さずにお伝えしますね。

ここに注目
  • MT-10が「不人気」と言われる具体的な理由とユーザーの不満点
  • 圧倒的な走行性能の裏側にある燃費や維持費のリアルな実態
  • 中古市場で価格が高騰している理由とリセールバリューの現状
  • 購入後の後悔を防ぐための定番カスタムや乗りこなしのコツ

MT-10が不人気とされる理由をユーザーの評価から分析

MT-10が不人気とされる理由をユーザーの評価から分析
ドメスティックバイクライフ

MT-10というバイクは、非常に個性が強いがゆえに、万人受けするタイプではありません。なぜ一部で「不人気」というレッテルを貼られてしまうのか、その背景にあるユーザーの生の声を詳しく紐解いていきましょう。

燃費の低さと航続距離の短さで後悔するケース

MT-10を所有する上で、最も覚悟が必要なのがガソリン代の問題かなと思います。YZF-R1譲りの997cc「クロスプレーン・コンセプト」エンジン(CP4)は、爆発的な加速感と官能的なサウンドを提供してくれますが、その代償として燃料消費が激しいんですよね。

市街地でのストップ&ゴーを繰り返すと、実燃費でリッター10kmを切ることも珍しくありません。高速道路を法定速度で巡航して、ようやく15〜17km/L程度に届くといった具合です。

最近の最新モデルは燃費性能が向上しているものが多い中で、この数値は「ハイオク指定」という条件も重なり、財布へのダメージが相当大きいです。さらに深刻なのが航続距離の問題です。燃料タンク容量は17リットルですが、燃費がリッター10km前後だと、計算上は170km程度で空になってしまいます。

実際には安全を見て150km走ったあたりで給油ランプが点滅し始めるため、ロングツーリングに出かけると、常に次のガソリンスタンドの場所を気にしながら走る必要があり、「ツーリングバイクとしては失格」と厳しい評価を下すユーザーも少なくありません。

走行シーン一般的な実燃費(目安)満タン時の推定航続距離
都心・市街地走行約8.0 〜 10.0 km/L136 〜 170 km
郊外・ツーリング約12.0 〜 14.0 km/L204 〜 238 km
高速道路(100km巡航)約15.0 〜 16.5 km/L255 〜 280 km

(出典:ヤマハ発動機株式会社『MT-10 主要諸元』

スペック表にあるWMTCモード値でも15.6km/Lとなっており、同クラスの他社ネイキッドと比較しても燃費の厳しさは際立っています。この維持費の高さと、頻繁な給油の手間が「もっと楽なバイクにすればよかった」という後悔に繋がってしまうわけですね。

足つきの悪さと高いシート高がもたらす停車時の不安

大型バイクに乗る際に、誰しもが一度は直視しなければならないのが「足つき」の問題です。MT-10は、この点でもかなりハードルが高い一台と言えますね。現行モデル(2022年〜)のシート高は835mmに設定されており、これはスーパースポーツのYZF-R1に近い高さです。

さらに厄介なのが、4気筒エンジンを搭載しているための車体の「幅」です。股下にボリュームがあるため、数値以上に足が外側に開かされてしまい、身長170cm前後の方でも両足がツンツンの「バレリーナ状態」になってしまうことが多いんです。

信号待ちでのちょっとしたわだちや、ツーリング先での砂利道での停車などは、この足つきの悪さがそのまま「恐怖心」に直結します。車重も212kg〜214kgと決して軽くはないため、一度バランスを崩すと支えきれずに立ちゴケしてしまうリスクが高いんですよね。

実際にショップで見かけて跨ってみたものの、あまりの足つきの悪さに購入を断念したという話もよく聞きます。この取り扱いの難しさが、初心者や小柄なライダーからの評価を下げてしまい、結果として「不人気」という印象を強めている一因かなと感じます。

足つきが不安な場合は、ローダウンリンクの使用やシートのアンコ抜きを検討することになりますが、それによってせっかくの運動性能や乗り心地がスポイルされる可能性もあります。購入前には必ず実車で確認することをおすすめしますよ。

過酷な排熱問題と夏場のツーリングにおける評価

過酷な排熱問題と夏場のツーリングにおける評価
ドメスティックバイクライフ

高出力なエンジンを搭載しているバイクの宿命とも言えるのが、エンジンの「熱」ですよね。MT-10も例に漏れず、特に夏場の走行はかなり過酷なものになります。

クロスプレーンエンジンは非常に熱を持ちやすく、アイドリング中や低速走行時には冷却ファンがフル回転します。その際、カウル越しにライダーの足元、特に右足首付近に向かって強烈な熱風が吹き抜けてくるんです。これをユーザーの間では「地獄の熱気」「火傷しそうなエグさ」と表現することもあります。

渋滞にはまった際などは、水温計がみるみる上昇し、エンジンからの熱気でジーンズ越しの太ももがヒリヒリすることもしばしば。夏場の市街地走行はまさに修行状態で、これが原因で「夏は乗りたくない」とガレージに眠らせてしまうオーナーもいるほどです。

冬場は逆に暖かくて助かるという意見もありますが、四季のある日本では、この排熱の処理の難しさが「不人気」な要素として挙げられやすいですね。快適にツーリングを楽しみたい層にとっては、この熱問題は無視できない大きなデメリットになってしまいます。

ハンドルの切れ角による取り回しの苦労と実用性

ネイキッドバイクというカテゴリーに多くの人が期待するのは、街中での扱いやすさや、ちょっとした路地での小回りですよね。しかし、MT-10はこの期待を良い意味でも悪い意味でも裏切ってくれます。YZF-R1と共通のデルタボックスフレームを採用しているため、シャシー剛性は極めて高いのですが、その構造ゆえにハンドルの切れ角が驚くほど少ないんです。

狭い駐車場での方向転換や、ツーリング中のUターン、自宅のガレージへの出し入れなど、日常生活の何気ないシーンで「全然曲がらない!」と戸惑うことになります。一般的なネイキッドの感覚で曲がろうとすると、何度も切り返しが必要になり、その度に重い車体を支えなければなりません。

見た目は街乗りに適したネイキッドスタイルなのに、中身はガチガチのスーパースポーツ。このギャップを「レーシーでカッコいい」と捉えるか、「不便で使いにくい」と捉えるかで評価が180度変わります。多くの日本人ライダーにとっては、実用性の面でマイナス評価になりやすく、これが不人気という検索ワードを生んでいる背景の一つですね。

純正シートの品質が乗り心地に与える影響

純正シートの品質が乗り心地に与える影響
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長距離のツーリングを楽しみたいライダーにとって、シートの座り心地は最重要項目の一つです。MT-10の純正シートについては、残念ながら「お尻に優しくない」という評価が目立ちます。シート自体のクッション性がやや硬めであることに加え、表皮が滑りやすい素材でできているため、ニーグリップをしっかり意識していないと、加減速のたびに体が前後に動いてしまうんです。

特に加速時のトルクが凄まじいバイクですから、シートが滑ると腕に余計な力が入り、肩こりや手のしびれを誘発することもあります。3時間も連続して走れば、多くのユーザーがお尻の痛みを訴え始めるほどで、コンフォートシートへの交換を前提に購入する人も少なくありません。

また、シートの形状自体も、スポーツ走行を意識して少し前傾ぎみになっているため、のんびりと景色を楽しむような走り方にはあまり向いていないんですよね。こうした「長距離走行時の苦痛」が口コミで広がり、ツーリング用途をメインに考える層からは敬遠されがちな理由になっています。

MT-10が不人気でも中古価格が高騰している理由

MT-10が不人気でも中古価格が高騰している理由
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ここまでネガティブな要素を並べてきましたが、不思議な現象が起きています。それは、ネットで「不人気」と言われているわりには、中古車価格が非常に高く、値崩れしていないという点です。これは一体どういうことなのでしょうか?

中古車市場におけるリセールバリューと稀少価値

「不人気=売れていない」というのは、あくまで大衆受けしていないという意味であり、実は中古市場でのMT-10の価値は非常に堅調です。その最大の理由は、このバイクが持つ「唯一無二の希少性」にあります。

クロスプレーンエンジンを搭載したネイキッドバイクは、世界中を探してもMT-10しか存在しません。この特別なエンジンを味わいたいという熱狂的なファン、いわゆる「わかっている人」たちが一定数存在するため、中古車が出ればすぐに売れてしまうという状況が続いています。

モデル・グレード年式中古買取相場の傾向
MT-10(スタンダード)2017 〜 2021安定。100万円前後を維持
MT-10 SP2017 〜 2021高値。オーリンズサスが評価対象
新型 MT-10 / SP2022 〜新車価格高騰に伴い、高止まり状態

特に上位グレードの「SP」は、オーリンズ製の電子制御サスペンションや専用のフルカラーメーターなど豪華装備が満載で、新車価格そのものが高価なこともあり、中古価格も150万円を超える個体がざらにあります。

不人気どころか、資産価値としては非常に優秀な部類に入ると言っていいでしょう。大衆向けの「売れ筋」ではないけれど、マニア向けの「逸品」として、その価値が認められているわけですね。

エイリアン顔と称される個性的なデザインの賛否

MT-10の評価を分ける最大の分水嶺は、やはりあのデザインでしょう。特に2眼レンズが飛び出したようなフロントマスクは、「エイリアン」「トランスフォーマー」のようだと例えられ、一目でMT-10だとわかる強烈なインパクトを放っています。

このデザインが「カッコいい!」と心に刺さる人にとっては最高のバイクになりますが、オーソドックスな丸目1灯のバイクを好む層からは、「奇抜すぎて受け入れられない」と切り捨てられてしまう、まさに「両極端」な存在なんです。

しかし、ヤマハはあえてこの路線を突き進んでいます。万人受けを狙って個性を消すのではなく、一目で「ヤマハの最高峰MTだ」とわかるメカニカルで攻撃的な意匠。この突き抜けたセンスが、時間の経過とともに「古臭くならないデザイン」として評価され始めているようにも感じます。

掃除がしにくい、隙間に汚れが溜まるといった実用上の不満はあるものの、所有満足度という点では、この特異なルックスが最大の武器になっているんですよね。誰にでも愛されるわけではないけれど、一度惚れたら一生モノ。そんなデザインの深さが、不人気という言葉の裏にある「熱狂」を支えています。

クロスプレーンエンジンの独特な鼓動感と加速評価

クロスプレーンエンジンの独特な鼓動感と加速評価
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MT-10を語る上で、エンジンを抜きにすることはできません。多くのライダーを虜にしているのは、YZF-R1から継承された「クロスプレーン・コンセプト」の並列4気筒エンジンです。

一般的な4気筒が「フォーン!」と澄んだ音で回るのに対し、MT-10は「ドロドロ……」という、まるでV4エンジンのような独特な排気音を奏でます。この不等間隔爆発が生み出す圧倒的なトラクション感(路面を蹴り出す感覚)は、一度味わうと他のバイクが物足りなくなるほどの衝撃があります。

低回転域では少し不機嫌なような、荒々しい鼓動感を見せますが、アクセルを大きく開ければ、そこからは怒涛の加速が始まります。どこからでも沸き上がってくるようなトルク特性は、公道での追い越しやコーナーの立ち上がりで無類の楽しさを提供してくれます。

「燃費が悪くても、このエンジンがあるならすべて許せる」というオーナーが多いのも納得のデキです。このエンジンに乗ること自体がMT-10を選ぶ最大の目的であり、その評価は世界中のメディアや熟練ライダーからも非常に高く、決して「不人気」という言葉では片付けられない本質的な魅力となっています。

最新の電子制御がライダーに与える操作感のギャップ

近年のフラッグシップらしく、MT-10には最先端の電子制御技術が惜しみなく投入されています。特に2022年モデル以降は、6軸IMU(慣性計測装置)を搭載し、バンク角に応じたトラクションコントロール、ウイリー制御、エンジンブレーキ制御、さらにはスライド制御まで可能になっています。

これほどのハイパワーマシンでありながら、初心者でも「転ぶ気がしない」と言わせるほどの安心感があるのは、この電子制御が裏で緻密に働いているおかげです。

一方で、その完璧すぎる制御が「バイクを操っている実感を削いでいる」と不満を漏らすベテランライダーも一部にいます。アクセル操作に対してコンピューターが最適解を出しすぎるため、昔ながらのダイレクトな、少し危うい操作感を求める人にとっては「魂がない」と感じられてしまうギャップがあるのかもしれません。

しかし、これは安全性を究極まで追求した結果であり、公道を走る上ではこの上ない恩恵です。操作感に物足りなさを感じるほど高度な次元でバランスされていること自体が、MT-10がいかに完成されたプロダクトであるかを物語っていますね。

後悔を魅力に変えるための改善カスタムと対策

後悔を魅力に変えるための改善カスタムと対策
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「MT-10を買ったけれど、やっぱり足つきや乗り心地が気になる…」という方に向けて、救済策はたくさん用意されています。むしろ、自分好みにカスタムしていく過程こそがバイクライフの醍醐味とも言えますよね。

例えば、足つきに悩んでいるなら、15mm〜20mm程度ローダウンさせるリンクプレートが販売されています。これに併せてフロントフォークの突き出し量を調整すれば、ハンドリングの違和感を最小限に抑えつつ、劇的に足つきを改善することが可能です。

MT-10オーナーに人気の定番カスタム

  • ワイズギア製コンフォートシート:純正の硬さを解消し、長距離でもお尻が痛くなりにくい定番品
  • ストンプグリップの装着:滑りやすいシートへの対策として、タンクサイドに滑り止めを貼ることでホールド性が劇的に向上
  • 社外スクリーン(大型):防風性能を高めることで、高速走行時の風圧による疲労を軽減し、航続距離の不安を精神的にカバー
  • 右足元の遮熱版・ガード:排熱による熱害を和らげるために、アフターパーツでの対策や工夫を凝らすオーナーも多いです

こうした対策を施すことで、初期の不満点は驚くほど解消されます。「不人気な理由」として挙げられる要素は、その多くがカスタムによって克服できるものばかりです。自分の手で弱点を潰し、長所を伸ばしていくことで、MT-10は他には代えがたい「自分専用の最強マシン」へと進化していくはずですよ。

まとめ:MT-10が不人気なのは尖った個性の証

さて、ここまで「MT-10 不人気」というキーワードを軸に、その実態を詳しく解説してきました。燃費の悪さ、足つきの厳しさ、強烈な排熱、そして独特すぎるデザイン。

これらはいわば、スーパースポーツの王道であるYZF-R1の遺伝子をストリートに無理やり詰め込んだことで生まれた「歪み」のようなものです。この歪みを「欠点」と捉える人にとっては、MT-10は確かに不人気で、選ぶべきではないバイクかもしれません。

しかし、その歪みの向こう側にある、クロスプレーンエンジンが奏でる咆哮や、大地を掴むトラクション、そして誰にも似ていない圧倒的な存在感に魅了された人にとっては、これ以外の選択肢は存在しません。結論として、MT-10は不人気なのではなく、「乗り手を選ぶ、極めて純度の高い趣味の乗り物」なのです。

もしあなたが、燃費や足つきといった実用性よりも、心の底からワクワクするような走行体験を求めているのであれば、MT-10は間違いなく最高の相棒になってくれます。ネットの声に惑わされず、まずは自分の直感を信じてみてはいかがでしょうか。

※数値データやスペックなどは一般的な目安です。正確な最新情報はヤマハ公式サイトをご確認ください。また、最終的な購入やカスタムの判断は、信頼できるバイクショップなどの専門家に相談しながら進めてくださいね。

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